画材:B5イラストボード(KMKケント)、丸ペン、インク、透明水彩 ある方へのお祝いとして制作しました。 日頃あまり描かない二人密着型の絵だったことや、時間が限られていたために、自分で構造を考えて組み立てずに済むよう、モデルとなる物を用意しました。 写真集『完本 市川雷蔵』中の「新源氏物語」での1コマを参考にし、6割はそのまま描いたので、思った以上よりは楽に仕上がりました。 矢張り見て描くことの楽な面を認識しつつ…。 彩色では、まず初めに闇の色をベースにするつもりで、ある程度ならムラなく色を置ける平筆で画面全部を塗りつぶしました。 その後、ベースの色が死なない程度に固有色を上から重ねまして、暗い部分だけはベースと固有色の色を更に重ねたものの、案外手がかかっておりません。 何故こんな事を連ねているかと言うと、好い仲に見える写真を元に作業をしていったまでで、自分の中での絵作りの狙いとかは特にないからだったりする。 お祝いの気持ちだけは篭ってはいますが。さすがに。 2005年5月18日画 |