ツール:ペンタブ、Painter8(油彩) 最終的に残ってないですが鉛筆画のラフをコッソリ読み込んで使いました。 大切な方に誕生日のお祝いとしてお贈りしようと制作した物。 絵画的な絵も大丈夫な方だったので、この系統で。 描いていた時よりも、古い絵画のような雰囲気を…という事で、色調を変えたり彩度を落としたり…などしましたので、小さく日記でお披露目した時より渋い色合です。 モデルや資料を見た訳でもないので、頭の中で計算フル回転させたものの可也好い加減です。 「絵画風」という方向性を思った時に、友雅さんがこのように座っている姿が思い浮かび、それと連動して、裸体である事が連鎖で出て来て、いつのまにか神を思わせる雰囲気が頭の中で固まりました。 折角神らしいのだから、初めは扱いに困っていた右手は、意味ありげに天を指させてみようと。 微妙な体重移動のある妙な座り具合は、拘り部分なので頑張ったのですが、なかなかに微妙でした…。 身体の構造を頭に入れつつ、角度や距離感から大体の形を作る…という、モデルが入れば見て直ぐ把握できる部分を、無駄に費やし。 ギリシャ彫刻を思い浮べたり、昔描いた石膏像などを思い出しつつ肉体を作りあげたので、日本人らしくないです; 髪もその根底のイメージに合わせて、いつもより多く巻いていたり。 捧げ物なのに、PC内だけでも3日間に渡って手を入れ続けただけに遊ばせて頂けたと同時に、好い加減な部分もありつつも中々の力作に仕上がったかなと。 これを描いている時に初めて、「遠近グリット」という便利なツールに気付きました。 2004年10月15日完成 |