巡り巡る京の時空


絵 54.7KB



画材:A4マーメイド紙、インク(グレイ・ウルトラマリンブルー)、かぶらペン、透明水彩、ペンホワイト


拙サイト壱萬打記念に用意したフリー配布用の元絵。

オールスターズです(笑)
この人数を埋め込むのは難儀です。何とかなりましたが。
この中は、タロットカードの如く、意味を多く含めた物となってます。(あくまでも自分の中でですが)
陰陽道の考え方が基礎となっているつもりですが、曖昧な記憶をごった混ぜたので、怪しい部分もあります。

碁盤の目で表した京の上には、陰と陽のバランスをとる形で、大極図に白龍と黒龍を配置。
それを取り巻く四神を表す宝珠に合わせて人物も円形を基本として配置しました。
北の玄武は黒、泉水さんと泰継さん。
東の青龍は青、頼忠さんと勝真さん。
南の朱雀は赤、イサト君と彰紋さん。
西の白虎は白、幸鷹さんと翡翠さん。

右下の菊についてですが。。。
そこの空間がそのままだと、バランスがとれなかったので、左のイサト君の飾りの流れを、流す形で何か入れられないか…と考えた時に、世界を表す花があったなぁ…と思い出したのが「菊」です。
この点は実に怪しい所です。
しかし、「世界」を表す物として、乗り気で入れました。
彰紋さんの好きなお花は菊だけれど、画像を見るに、違うタイプの菊だから、贔屓にならないよね♪と思いつつ…。
「世界」という深い思いを刻む為に、入れ込んだ菊。
何処で勘違いしてきたのか…後で確認したのですが『アーシアン』by高河ゆんが花をテーマごとに入れていたな…と確認しましたが、菊は「宇宙」の象徴として入れてました。。。(A-ェ-:)。。。
あれ???
陰陽道における菊……重陽の節句で有名ですが、長寿の象徴であって……。
はて?どこから私は、「菊は世界を表す植物だ」なんて知識を得てきたのでしょうか!!??
(ー”ー;)うーん   自分でも謎です。ちょっと思い当たる辺を捜索しても見当たらず…。
しかし、確固たる思いが持てるほどに、何かを感じていたのになぁ……謎、です。


細かい作業が面倒で、アナログでこれだけ色を乗せるだけあり、時間はかかってます;
久し振りに真面目にコツコツと描いた気分です。
今夏に、「相反する物も巡り巡って、世界を形どる一つになり集約されていく」という世の真理を得た気がします。
言葉にすると陳腐ですが、自分にとって様々な深い思いが一つになっていく愉快さを経験したので、それをもこの世界に組み込んでみたつもりです。
それだけに、深きもの。

2003年9月24日完成



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